介護特集

TOWN介護 FEATURE02

コミュニケーションを取りながら介助方法を学ぶ、
福祉コースの実習風景

福祉を選び学んだことは、きっと社会で役立つ

授業風景

左:櫻井紅葉さん/中:三本萌々香さん
右:本多愛里さん
「介護技術コンテストに向けて、
悔いの残らないようにやりきりたい」

 キャリア教育に重点を置く県立渋川青翠高校。将来の目標や進路に合わせて、生徒自身が学習する科目を選択し、主体的に学びを深めていく独自のカリキュラムが特徴です。生活文化系列・福祉コースを選択し、「介護職員初任者研修」の資格取得を目指して学んでいる男女15人の3年生の授業風景を紹介します。

 この日は、看護福祉実習室に設置された6床のベッドと車いすを使って「着脱介助・移乗の介助」の実習が行われました。設定は、右半身に麻痺があり、仰臥位で休んでいる施設利用者のパジャマを交換し、ベッドから車いすに移乗し、食堂へ連れて行くというもの。生徒全員が資格取得に向けて一丸となり、意欲的に楽しく取り組んでいる姿が印象的な実習。二人一組になって、利用者役と介護者役に分かれ、互いに声を掛け合いながら、一つ一つの介助を丁寧に、かつスムーズな流れの中で行えるように練習しています。

 実習の感想を3人の生徒に尋ねると、「難しいけれど実習は楽しい」と声をそろえます。「パジャマの着脱介助と車いす移乗の介助までを通しでやったのは始めてだったので、難しかった」と櫻井紅葉さん。「車いすに移乗する時に靴を履いてもらうのをうっかり忘れてしまいました」と、三本萌々香さんは照れ笑い。「麻痺している人の負担を意識しながら、どう動かせばいいのかを考えるのは大変」と話すのは本多愛里さん。この3人は夏に開催される介護技術コンテストに出場するため、課題のベッドメイキングと視覚障害者の介助の練習に励んでいます。「昨年の3年生が優勝できなかったので、その分頑張って優勝を目指します」と意気込みを語ってくれました。