介護特集

TOWN介護 FEATURE03

医療法人社団日高会(日高病院)のグループ会社として、高崎市を拠点とする計11箇所の地域で介護事業を展開するエムダブルエス日高。デイサービスやショートステイを中心に、医療機関との連携下で地域に密着した質の高い介護を提供します。今回訪問したのは吉井総合介護センター。介護と医療の連携を大切に、さまざまな取り組みで在宅介護をサポートします。

TOWN KAIGO FEATURE利用者様の暮らしを大切に医療と介護をコーディネート

利用者のチャレンジする心を応援する

 

 吉井総合介護センターでは、「自分の両親に利用させたいと思える施設づくりをします。」を理念に、明るく元気な介護職員と経験豊富な看護師が力を合わせて介護の現場で生き生きと働いています。1階のデイサービスが55人、2階のショートステイは20人、合わせて1日に約75人の利用者が当施設に通います。利用者自身が過ごし方を選択し、その方の暮らしに合わせたサービスを提供します。
 デイサービスでは2つのキャッチフレーズ「失った役割を取り戻そう」「諦めないでチャレンジし続けよう」に基づき、いくつかの仕掛けを行っています。ゼロのつく日に実施する「地域巡回パトロール」もそのひとつ。有志を募って周辺の防犯パトロールと地域清掃運動、地域住民へのあいさつ運動を行い、

 

「地域の役に立つ」「地域をきれいにした」といった役割や達成感を利用者に感じてもらえています。また職員も一緒に参加する「軽音楽部」では、夏祭りやライブ、野外音楽祭への出場を目標に掲げ、一喜一憂しながら真剣に練習することが生活意欲につながっています
 ショートステイでは1泊2日から1カ月の利用者がほとんど。ご家族のレスパイトケアの役割を果たしながらも「夢をかなえるお手伝いをしよう」をテーマに、介護を受けるようになって諦めてしまったことを陰ながらサポートします。例えば、「映画館に行きたい」「お墓参りがしたい」「なじみの飲食店に顔を出したい」など。介護と医療のバックアップがあれば実現できることは、一緒にチャレンジしています。

介護から見た医療で地域医療連携の橋渡しに

 

 エムダブルエス日高では、「訪問看護ステーション」や高崎市の委託を受けた「高齢者安心センター」という地域の相談窓口を構えています。したがって地域医療や地域住民、民生委員との繋がりは必要不可欠で、地域医療連携会も頻繁に行われています。「あんどの会」は10年以上続いている月に1度の座談会。吉井町地域の医師やケアマネージャー、介護、看護、リハビリ、相談員など多職種が当施設に集い、積極的に意見交換をしています。我々が思い描く、暮らし・介護の視点から見た医療に理解、協力をしてくださる多くの医師や病院、医療機関と連携させていただいているのも当施設の強みと言えます。また、当グループの日高病院や急性期の病院とも連携しているため、地域の開業医の先生と患者さんのバックアップにも役立っています。

 

介護職員は利用者のことを考えて、生き生きと暮らすということに熱意を持って目を向けています。しかしながら介護はプロでも医療に関しては専門外。同じように医師は医療のプロですが暮らしのプロではありません。介護の立場から見て、医療は暮らしを支えるツールとして、家族や介護職員が医療を上手に使うことです。そのコーディネートをするのが我々の役目。しっかりと周りの意見を尊重しながらバランスを取ることこそが、介護センターで働く職員の大事なスキルであり、地域医療連携の一番の柱だと思います。結果、利用者のケアができて治療ができて暮らしが成り立つことが我々の夢であり、大きなやりがいでもありますね。

profile

(株)エムダブルエス日高
南エリア事業統括・看護統括
大井 直哉さんさん

【職歴】
  • 看護師・介護支援専門員
  • 1994年より地域診療所にて終末訪問看護等に従事
  • 2001年(株)エムダブルエス日高入社 倉賀野事業所長を経て2011年より現職(美馬にエリア:訪問看護・デイサービスショートステイ・居宅看護支援など4拠点8事業所)
profile

(株)エムダブルエス日高
吉井総合介護センターショートステイ
看護リーダー 石川 夢さん

【職歴】
  • 看護師・認知症ケア専門士・看護支援専門員
  • 2002年(株)エムダブルエス日高入社
  • 訪問看護看護師、居宅介護支援(ケアマネージャー)を経て2013年より現職
  • 平成26年 地域医療連携室長